京都は城陽の秋の恵み「いちじく」の魅力を深掘り

2025.10.06

9月から10月にかけて、城陽ではいちじくが旬を迎えます。

ほんのり甘い瑞々しい早生のいちじくから、完熟した濃厚な甘みの果実まで、季節の移ろいとともに味わいが変化していくのが魅力です。

「くふうど」は京都・城陽市にあります。「地産地消」という言葉をあえて使わずとも、地元の自然の恵みに耳を澄ませる暮らしは、今だからこそ見直したい豊かさかもしれません。

実だけじゃない、葉にもひろがる魅力

いちじくの葉は、古くから「無花果葉(ムカカヨウ)」として薬草に用いられてきた歴史があります。 乾燥させてパウダーにしたり、香りの良いオイルにしたりと、実とはまた違った形で楽しむことができます。

今回、農薬の使用をできるだけ抑えた葉を乾燥・加工し、いちじく葉のパウダーとオイルを製作しました。


100%植物性、いちじくのコブラー

コブラーとは、イギリスやアメリカで親しまれている焼き菓子です。果物や塩味の具材を焼き皿に敷き、生地やビスケットをのせてオーブンで焼き上げます。

今回は、旬の完熟いちじくに、古代小麦をブレンドしたクランブル生地をのせて焼きました。


きっと、皆さまの地域にも、その土地ならではの食の恵みがあることと思います。
身近な食材も、工夫でいろんな形に生まれ変わる。
そんな発見があると、なんだか心が豊かになる気がしますね。